【土屋順紀】着物・和服の買取作家・取扱い一覧

0120-226-590 営業時間 9:00~19:00(年中無休)
買取品目一覧

土屋順紀

土屋順紀
土屋順紀(1954~)
岐阜県出身の昭和後期~平成時代で活躍している染職家で、重要無形文化財「紋紗」の保持者として知られています。
紋紗は向こう側の景色が透けて見えるほど薄い生地が特徴で、平安時代以降、公家の夏の装束として愛され現在まで伝わっています。
しかし、専用の機を使うのですが、一反織るのに1ヶ月半以上もかかる高度な技術が必要な織物です。

そんな土屋順紀が生まれ育ったのは関市本町で、当時は春日神社にある能衣装もよく見に行き、早くから着物の美に接する機会に恵まれていました。
染織との出会いは京都の専門学校に在学中の時に授業で訪れた志村ふくみの工房でした。
志村ふくみは植物染料による紬織の大家として知られ、日本伝統工芸展などで活躍し、重要無形文化財「紬織」の保持者です。
そんな志村ふくみの工房には植物で染めた色とりどりの糸が並べられており、土屋順紀はその美しさに魅了され、志村ふくみに師事する事を決めました。
こうして3年半の修行を積み、故郷に戻って自身の工房を構え、独立します。

使う糸は四季折々に採集した植物を煮出して染めた絹糸で、それを媒染剤に浸して発色させていきます。
土屋順紀はこの色糸を経に1100本立て、緯糸を何万回も通して織り上げていき、はじめて作品として完成します。
しかし、同じ植物でも天候や場所によって微妙に異なるそうで、それぞれに植物の命が優しく宿っているのを感じとり、その色を最大限にいかせる作品へと仕上げていきます。
そのため、作品のベースには生まれ育った関市の豊かな自然にあり、創作のテーマとしては常に美しい郷土の自然を表現する事でした。

また、羅と経錦の重要無形文化財として知られる北村武資に捩織を学び、植物染めを生かした巧緻な模様を織り成す紗の世界を表現する事に成功しており、紋紗に絣の技法を融合させた独自の織物を創作しています。
どの作品も一目見て土屋順紀だと分かる世界観を持っています。

土屋順紀年表


1954年 岐阜県で生まれる
1978年 京都インターナショナル美術専門学校テキスタイル科を卒業する
1981年 岐阜県関市に工房を設立し独立する
1994年 第41回日本伝統工芸展で初入選する
1996年 北村武資に師事する
第43回日本伝統工芸展で日本工芸会総裁賞を受賞する
2001年 現代の布―染と織の造形思考展に招待出品する
2003年 日本伝統工芸展50年記念展わざの美に招待出品する
2006年 第53回日本伝統工芸展で文部科学大臣賞を受賞する
2009年 紫綬褒章を受章する
2010年 重要無形文化財「紋紗」保持者に認定される

1954年 岐阜県で生まれる

1978年 京都インターナショナル美術専門学校テキスタイル科を卒業する

1981年 岐阜県関市に工房を設立し独立する

1994年 第41回日本伝統工芸展で初入選する

1996年 北村武資に師事する

00000年第43回日本伝統工芸展で日本工芸会総裁賞を受賞する

2001年 現代の布―染と織の造形思考展に招待出品する

2003年 日本伝統工芸展50年記念展わざの美に招待出品する

2006年 第53回日本伝統工芸展で文部科学大臣賞を受賞する

2009年 紫綬褒章を受章する

2010年 重要無形文化財「紋紗」保持者に認定される


土屋順紀代表作

『紬織着物「初瀬」』

『生絹着物「水月」』

『生絹着物「鮎の瀬」』

『紬織着物「翠露」』

『紋紗着尺「夏川」』

『紋紗着物「月下渓韻」』

『紋紗着物「煙雨柳簾」』

『生絹着物「山響」』

『紋紗帯地「藻流」』

土屋順紀高価買取ならいわの美術にお任せください!

お問い合わせ・無料査定はこちら

美術店なので美術品、絵画、骨董品、宝飾品、ブランド品なども他店より高価買取!

全国出張買取
宅配買取
出張買取
遺品整理のご案内
はじめての方へ
いわの美術の強み
骨董品・美術品のお役立ち情報
いわの美術の買取専門サイト
お酒買取専門店
茶道具高価買取
骨董品高価買取
着物買取専門店
在庫高価買取
SSL グローバルサインのサイトシール