【唐桟織】着物・和服の買取作家・取扱い一覧

唐桟織

細い木綿糸で、独自の細かい縦縞を織り出した布。

インド原産で桃山時代にオランダ船でもたらされたのが最初で
江戸時代の半ばから末期にかけて大流行した。

細い糸でかたく織られているため麻の外見と絹のつやと風合いがあり
また、細かい縞柄が江戸好みの渋く、粋な美しさを表している。
江戸時代の奢侈禁止令の時には絹代わりに重宝されていた。

その後、需要が減少してしまい、
現在では機械織は埼玉県川越で、手織は千葉県館山でのみ作製されている。