以前は「ユーカラ織」と呼ばれていたが、
作品に感銘した棟方志功が「優佳良」の字を当てたという。
作風は北海道の美しい自然と風土をモチーフに
まるで絵画のように彩色豊富に織り上げるのが特徴だ。
綿羊の毛を主に絹や木綿などを使い、それを手紡ぎして織が、
織り方には綴織を始め、高度技法を複雑に組み合わせている。
また豊富な色彩で一作品に200色前後、多いと300色以上の色を使うため
糸の染色だけでも1年~2年ほどかかってしまうという。
絵画のような作品は海外からも評価が高く、
フランスをはじめとする国々で数々の賞を受賞し
「国際織物ビエンナーレ」では金賞を受賞している。