インドゾウとはアジア、主にネパールからインドにかけて生息するゾウの総称です。雄・雌ともに牙を生やしますが雌の牙は雄に比べて小さく短い事が多いです。大人のインドゾウは体重4~5トンと大きくなります。寿命は60~70歳と長寿ですが美術品としてコレクターに人気のある象牙目的に乱獲されてしまい個体数は減っています。
乱獲を防ぐ目的で昭和55年にワシントン条約で国際取引の規制が開始しました。規制開始してから30年以上経過していますが、密猟は止まず近年でも密輸目的で国外に持ち出そうとして空港で多数の象牙が没収されています。数十本から百本単位で没収されますので、ニュースでも大々的に取り扱われますのでご記憶にある方も多いかと思います。
日本では中国美術の影響もあり剥製や象牙を美術品として扱う文化がございます。観賞用だけでなく、象牙の根付や象牙の茶杓、象牙の印章等の装飾や実用品として扱う需要がございます。
ワシントン条約以前に国内に入ったインドゾウの象牙であれば登録申請すれば登録票を取得する事は可能です。
また、今までは国際希少野生動植物種登録証の取得に関して業者が委託申請する事ができましたので、いわの美術でも買取前提であれば取得の手続きを代行しておりましたが、2016年2月より、業者の委託申請ができなくなってしまいましたので、以前、剥製を買取ってもらった方で今後剥製を弊社に売却する事がある場合は、ご自身で登録証を取得してからのお取引となります。
ですが、登録に関してのご相談などは受け付けておりますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。