アフリカゾウは通常6~7トンですが、大きな個体ですと10トンにもなります。現存する陸棲動物では最大の生物です。象牙を目的とした密猟で生息数は年々減少しています。絶滅危惧種に指定されている現在でもハンティング目的でアフリカゾウを狩る国もあります。大きなアフリカ象ですと大きな象牙を持っています。2メートルを超える大きな牙をもったアフリカゾウは現在非常に稀少です。アフリカゾウの寿命は60~80年と長寿ですが大きく成長する前に野生で生きていけなく死んでしまうか、密猟で殺されてしまいます。
アフリカゾウの国際取引の規制開始は他の絶滅危惧種よりも遅く、平成2年から定められています。おおよそ23年前までは流通していたアフリカ象なのでお持ちの方も多いかと思います。規制開始以後は売買取引の際は『国際希少野生動植物種登録票』と共に行う義務があります。ハガキサイズの小さな紙が登録票です。規制開始前の象牙の取得ですと登録票をお持ちでないかと思いますが、申請すれば登録票が取得できます。
また、今までは国際希少野生動植物種登録証の取得に関して業者が委託申請する事ができましたので、いわの美術でも買取前提であれば取得の手続きを代行しておりましたが、2016年2月より、業者の委託申請ができなくなってしまいましたので、以前、剥製を買取ってもらった方で今後剥製を弊社に売却する事がある場合は、ご自身で登録証を取得してからのお取引となります。
ですが、登録に関してのご相談などは受け付けておりますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。