【沖縄三線】和楽器の買取作家・取扱い一覧

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沖縄三線

沖縄三線
沖縄三線
沖縄三線は単に「三線」とも呼ばれる沖縄の弦楽器です。沖縄三味線、琉球三味線、沖縄蛇味線、沖縄蛇皮線など色々な呼ばれ方がされています。外見は三味線に似ていますが、大きさ・材質、特に音色が三味線とは異なります。
三線は14世紀末頃、中国で生まれ、かつて琉球と呼ばれた沖縄に伝わったといわれています。語源は三弦に由来し、中国語発音の「サンシェーン」からきたといわれます。沖縄三線は研究者も少なく、資料もほとんど残っていませんが17世紀頃には今に伝わる三線と似たようなものが作られていたといわれています。

今日では琉球古典音楽や沖縄民謡から奄美民謡、ポップスなど様々なジャンルで沖縄三線は使われていますが、琉球時代の三線は貴族や士族の富裕の象徴としても用いられていました。琉球貴族は高価な蛇皮を張った三線用い、裕福な士族は一本の原木から二丁の三線を製作して、漆塗りの箱に納めて「飾り三線」と称し丁重に床の間に飾ったりする文化もありました。
第二次世界大戦末期には沖縄は激しい戦火に見舞われ、貴重な三線の多くは消失しました。
1972年に沖縄がアメリカ合衆国から日本に返還され、また2001年、沖縄をテーマとしたNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」が放送され沖縄ブームとなり、沖縄三線を含めた沖縄音楽への興味が高まりました。それと共に沖縄三線は一般的に認知されましたが、生産量が増え価格帯が下落したといわれています。

沖縄三線は、太さがそれぞれ異なる3本の弦からなり、本体は胴と棹で構成されています。胴は、木製の筒に、ニシキヘビの皮を張ったものです。棹は木製で、漆塗りとなっていますが、近年ではウレタンの吹付塗が主流になっているようです。棹の材質はリュウキュウコクタンの材が最高の素材といわれており、沖縄本島産のものより、八重山産の黒檀が最高のブランドとして王府時代から重宝がられていました。三味線と比べると沖縄三線は、一回り棹の長さや胴のサイズが小さいのが特徴です。

沖縄三線は沖縄県伝統工芸に指定されており、工芸士には銘苅春政・新崎松雄・照屋勝武・仲嶺盛文などが認定されています。

沖縄三線代表作

 

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