容山は「引地容山」を指し、「容山銘尺八」として東京豊島区大塚駅近くで尺八の販売・試奏や修理から、尺八教室までを行っています。
引地容山は、都山流尺八楽会大師範でもあり、容山尺八工房として尺八づくりを続けています。
容山は、18歳の時に教師にすすめられるままに、故 玉井竹仙に弟子入りし、竹仙工房の内弟子入門以来、尺八の素晴らしさに魅せられ40年余り尺八製作に研磨研究を重ね、その音色の可能性を追求し続けています。
容山銘尺八には、九州の竹薮に自生している真竹が使われ、中でも最も優れた竹材だけを厳選しています。真竹は昨今不足している貴重な天然素材ですが、尺八には、この竹材を最低倉庫で最低5年くらい乾燥させたものだけを使うなど、こだわりと妥協のない尺八づくりを行っています。
また、尺八の上管と下管をつなぐ役割を果たす「ホゾ」の材料には、容山銘尺八では良質の竹やかし材・黒檀が使用されています。
容山の尺八には写真のような容山銘が刻まれていますが、この銘には商標登録がされています。