【アール・デコ Art Déco】洋食器・インテリアの買取作家・取扱い一覧

 

アール・デコとはフランスで発祥し、アメリカ(特にニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代に流行・発展した装飾の傾向の事です。

「アール」とはフランス語で「芸術」を意味する言葉で、アール・デコという名前は1925年にパリで開催されたパリ万国博覧会の正式名称の略称「アール・デコ博」が由来となっています。

円や幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現など無機質な印象を受けるクールなデザインが特徴のアール・デコは、これまで流行していた大量生産には向いていないデザインに凝りすぎたアール・ヌーヴォーに代わって簡潔さと合理性を目指していました。

 

アール・デコを代表する建築物としてはニューヨークの摩天楼(クライスラービル・エンパイアステートビル・ロックフェラーセンターなど)が有名で、日本でも昭和時代初期に一時的に流行し、朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)の内装で起用されています。

また、よく比較されるアール・ヌーヴォーの様式はスペインの建築家アントニ・ガウディが設計したサグラダ・ファミリアが有名です。

 

そんなアール・デコですが、アメリカが大恐慌で経済力を一時的に失った事をきっかけに衰退していきますが、現在でもその精神を受け継ぐ作品は数多く誕生しており、多くの芸術家たちが取り入れている人気の様式の一つとして認識されています。

『クライスラービル』

『エンパイアステートビル』

『ロックフェラーセンター』