【カイ・ボイスン Kay Bojesen】洋食器・インテリアの買取作家・取扱い一覧

 

カイ・ボイスン Kay Bojesenはデンマークのクラフトデザイナーで「モンキー」と呼ばれる表情や動きを見事にとらえ、円形、直線、ひょうたん型などの分かりやすい形でデフォルメした木製玩具で知られています。

元々はフックのデザイン依頼を受けたカイ・ボイスンがハンガーに手の届かない子供達が服をかけられるように大人用のハンガーにぶら下げ、子供達が物をかけられるようにとデザインされたものだったと言われています。

木製玩具以外にもシンプルで飽きのこないデザインのカトラリーも有名で、質の高さと傷が付きにくく手入れが簡単なので世界各国のデンマーク大使館で使用されており、デンマーク王室御用達を授かるなど高い評価を受けています。

 

デンマークで生まれたカイ・ボイスンはコペンハーゲンに本社を置く宝石などの装身具を製造販売しているジョージ・ジェンセンで働いたのち、独立して銀細工師として道を歩み始めました。

カイ・ボイスンという名が知られるようになったのはサルやゾウをモチーフにした木製玩具ですが、それを生み出す10年以上も前からカトラリーシリーズに着手しており、最初に作られたものはシルバーカトラリーとしてデザインされました。

しかし、このシリーズを発表した頃は戦時下であった事から素材である銀の供給が難しく、当時の工業デザイン商品の素材としては珍しかったステンレスを用いてデザインされたのが、カイ・ボイスンのカトラリーの始まりでした。

このシリーズはミラノの国際的なコンテストで最優秀賞に選ばれ、名称を「グランプリ」と名付けられ、誕生から今日まで世界中で支持されるロングセラーとなりました。

カイ・ボイスンのカトラリーは艶消し加工が特徴的ですが、2011年にはミラー仕様のカトラリーも制作され、人気を得ています。

 

そんなカイ・ボイスンのカトラリーですが、日本の大泉物産は精巧なステンレスの加工技術により世界に認められ、世界総製造元としてデンマーク王室御用達カイ・ボイスンのカトラリーを製造できる権利を有し、世界中へと送り出しています。

『グランプリ』

『モンキー』