ミッタータイヒ Mitterteichを買取ります
ミッタータイヒはドイツのババリアにルートヴィヒ・リンドナーによって創業した陶磁器メーカーです。
ババリアとはバイエルンの英語名の事で、ここバアリア地方は良質な粘土が採掘できる事から古来より陶磁器の産地として栄えてきました。
そのため、有名な陶磁器工房も多く、ミッタータイヒもそんな陶磁器工房の一つです。
ババリア地方で生産された陶磁器のバックスタンプにはそれぞれの社名と「Bavaria」の文字が刻まれているのが特徴で、ミッタータイヒの陶磁器にも「Bavaria」の文字が刻まれています。
ミッタータイヒはババリアの北東部チェコ国境の町ミッタータイヒに創業し、創業当初は家庭用の食器を製造していました。
品質が高く、鉛やカドニウムなど有害物質を含まない事で世界中のホテルやレストランに注目され、1930年代の終わり頃から国外への輸出が盛んに行われるようになります。
最先端技術を駆使してオーブン用の耐熱食器や贈答品の製造を行い、ドイツを代表する陶磁器メーカーへと成長し、マイセン写しやミッドセンチュリーなど色々なデザインを制作していきます。
そんな中、大規模な火災によって工場を失うという出来事が起こってしまいます。
何とか持ちこたえましたが、時代は大量生産へと移り、品質にこだわっていたミッタータイヒは経営困難となり、2006年に閉鎖となってしまいました。