リッジウェイ Ridgewayを買取ります
リッジウェイはイギリスのスタッフォードシャーで、ラルフ・リッジウェイによって創業された陶磁器ブランドです。
イギリスのスタッフォードシャーの中でも最も古い歴史を持つ陶磁器ブランドとしても知られており、厚手の素地で高品質なティーウェアを中心に展開していきました。
また、当時から有名であったロイヤルウースターやスポードと品質や技術を競い合っていましたが、リッジウェイの名はあまり知られていません。
リッジウェイは残された資料が少ないため、不明な部分も多い陶磁器ブランドですが、1800年代には磁器部門と陶器部門を完全分業し、長男が磁器を、二男が陶器を継承しています。
リッジウェイの特徴は装飾技術の素晴らしさと素地の重厚感で、その作風が当時のヨーロッパで人気を博しました。
そのため、ヴィクトリア女王から高い評価を得て王室御用達を授かり、王侯貴族向けの豪華な食器や花瓶を制作し、安定したビジネスを展開していました。
当時活躍していたどの窯や陶磁器ブランドも経験していますが、第二次世界大戦や世界大恐慌といった苦難をリッジウェイも乗り越えましたが、ロンドン万国博覧会以降は経営困難に陥ってしまい、ロイヤルドルトングループに買収され、リッジウェイの生産は終了となってしまいました。