リーデル Riedelは1756年にヨハン・レオポルドが創業しました。
ヨハンの祖父は世界中を回ってガラスの売買をし、
父はガラス切りの職人という環境で育ちました。
そして7年戦争により窓などのガラスの需要が増加し
ガラス工場を設立する機会に恵まれました。
そして1756年に自社初のガラス製品を発表しました。
その後、新たに建設した工房が戦争で全焼するなど
様々な困難が襲い掛かりますが、
新たな製造法や販売法を考え乗り越えていきました。
中でも後世のガラス業界に大きな影響を残した、
より繊細なガラス彫刻を可能とする「ガラスの強化」や、
ウラニウムなどを含み黄色や緑色に「発色するガラス」など
新しい物を数多く開発し、最先端の座を確固たるものにしました。
また、ビーズやジュエリーなどの小物が流行した時には
引き伸ばし式ロッド、チューブ製法の機械化する事に成功し
ガラス製造の歴史に大きな転換期をもたらしました。
1961年からはステムウェアに注力しました。
そして12年後に発表されたワイングラス「ソムリエ・シリーズ」は
ワイングラス業界に新風を巻き起こし、
ソムリエから高い評価を受け数々の賞を受賞しました。
こうした努力と功績、そして高い技術を認められ
1968年にはオリンピックを記念する花瓶の制作を依頼されました。
2004年にドイツのガラスメーカー「F.X.Nachtmann」と合併し
現在も創業当初と変わらぬ精神で高品質の製品を制作しています。
1756年 創業
1849年 他のガラス会社を買収
1866年 発祥の地に新工房を建設
1961年 ステムウェアの制作を打ち出す
1973年 ソムリエ・シリーズを発表し大人気を博す
1968年 オリンピック記念の花瓶を制作依頼される
2004年 ドイツのガラスメーカーと合併
テーブルウェア
ステムウェア
装飾品