シーザークリスタル CAESAR CRYSTALを買取ります
シーザークリスタル CAESAR CRYSTALは1861年にベニスの商人によって操業したボヘミアクリスタルのメーカーです。
今日までボヘミアクリスタルの伝統を守り続けており、ボヘミアクリスタルの代名詞ともなっているPK500カット(レースカット)を色被せクリスタルガラスに初めて施した事で知られています。
現在、ヨーロッパにおいても24%クリスタルでの色被せクリスタル製品専門メーカーは3社しかなく、シーザークリスタルもそのうちの1つです。
ガラスの製造から繊細なレースカットまで、すべて職人による手作業で行われ、厳しい品質チェックに通過した製品のみにシーザークリスタルブランドの称号が与えられ出荷されています。
自社オリジナル製品の製造販売の他にも、その技術力の高さから有名ブランドへのガラス素地供給や製造を委託されています。
ボヘミアクリスタルとはかつて東欧で「ボヘミア」「シレジア」呼ばれた地域で製造されているガラス製品の総称で、特別な社名やブランド名ではありません。
一般的には酸化鉛を含んだ透明度と屈折率の高い鉛ガラスをクリスタルと呼び、ボヘミア地域特有の研磨やカッティングを施した製品がボヘミアクリスタルと呼ばれています。
シーザークリスタルはその頂点に立つメーカーと言っても過言ではなく、ボヘミアクリスタルを牽引していく存在として現在でも高い人気を得ています。
そんなシーザークリスタルですが、第二次世界大戦後の共産主義政権においては一時的に国有化として運営をしていました。
その後、チェコの民主化にともない、シーザー兄弟に再建を託され、再出発を果たすと、ヨーロッパの前衛アーティストや著名デザイナーとコラボレーションした作品を発表するようになり、次々と斬新なデザインを発表していきました。
この事からもボヘミアクリスタルに革命を起し、ボヘミアクリスタルの名を世界中に広めた事は大きな功績で、現在でも妥協のない製品作りを続けています。