ジョルナイ Zsolnayは1853年にハンガリーのペーチに創立しました。
前身は屋根瓦や外壁用のテラコッタと呼ばれる
素焼きの焼き物を制作していました。
画家を志望していたジョルナイ・ヴィルモシュが
兄のテラコッタ工場を受け継いだのを発端に
花瓶やテーブルウェアの制作を始めました。
テーブルウェアの制作を始める為に
粘土の採取をし、世界各国から優秀な薬師や工場監督を集め
陶磁器の製造に全力を注ぎました。
こうした努力の結果、ウィーン国際博覧会で銅賞を受賞、
パリ万国博覧会でグランプリを受賞という輝かしい功績を残し
世界中にジョルナイの名を広めていきました。
その後、光の当たり方や加減によって色が変わって見える
「エオシン」を開発し花瓶や置物などを主に使用しました。
また、テラコッタの製造もそのまま継続しており、
セーチェニ広場の近くにある小さな広場に
雄羊の頭が四方にある「ジョルナイの泉」を建設しました。
これにもエオシンを使用しています。
この不思議な色を持つジョルナイの泉は
ペーチのシンボルとなりました。
1853年 創立
1868年 磁器製造に全力を注ぐ
1873年 ウィーン国際博覧会で銅賞を受賞
1878年 工場を拡大
1891年 テラコッタを開発
花瓶
テーブルウェア