【藤本能道】人間国宝・重要無形文化財保持者の買取作家・取扱い一覧

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藤本能道

藤本能道
藤本能道(1919~1992)
東京都出身の昭和~平成時代に活躍した日本の陶芸家です。
色絵磁器の追求を自分の使命と定め、新しい色調の上絵具の開発に輪郭線を書かない日本画の没骨描法の導入、また本焼の前に色釉を用いて絵付けをする新技法「釉描加彩」などで絵画的・立体的な作品を確立した陶芸家です。
特に花鳥をモチーフとした作品は精密な写生をもとに描き出され、白磁に色絵をほどこす際、余白を生かした美しさを生み出しました。
 
東京美術学校工芸図案部を卒業した藤本能道は、文部省技術講習所へ入所し講師をつとめていた加藤土師萌に陶芸を学びました。
加藤土師萌は東洋の陶磁器に対して高い見識を持つ人物として知られており、金襴手・青白磁などの磁器の研究をしていた事で知られています。
文部省技術講習所を卒業するとそのまま嘱託として勤務し、同所教授となった富本憲吉に師事するようになると富本憲吉の助手として活躍を見せます。
その後、富本憲吉が教授を辞任すると藤本能道も一緒に辞任し、京都の松風研究所に輸出陶磁器のデザイナーとして入所しました。
その一方で富本憲吉は松風研究所の顧問に就任したため、再び富本憲吉から薫陶を受ける機会を得ました。
 
藤本能道の名声は高まり、京都市立美術大学の専任講師に指名され、後進の指導にあたる一方で、走泥社やモダンアート協会に参加し、前衛陶芸の最前線で自己の表現を模索していました。
加藤土師萌の招きで、ついに東京藝術大学の助教授に主任すると創設されたばかりの陶芸コースで指導にあたり、ここでも多くの後進を育て上げます。
 
一時は前衛的な抽象作品も手掛けていた藤本能道ですが、色絵磁器に新境地を見出してからは写実味をいかすために野鳥が多く訪れる場所に工房を構え、自然の中で悠々と生きる鳥たちのデッサンを欠かさず行っていたそうです。
また、実際に陶磁器に色絵を施す際は、様々な技術を制限する事なく採り入れてから不必要なものを削るという手法を取っていました。

藤本能道年表


1919年 東京都で生まれる
1941年 東京美術学校工芸図案部を卒業する
文部省技術講習所に入所する
1942年 加藤土師萌に陶芸を学ぶ
1943年 講習所卒業後、同所嘱託として勤務する
1944年 富本憲吉に師事し、その後助手となる
1946年 富本の教授辞任に伴い、講習所助手を辞任する
京都の松風研究所に輸出陶磁器のデザイナーとして入所する
再び富本憲吉から薫陶を受ける
1947年 新匠美術工芸会に参加する
1948年 京都の宮永東山窯に移る
1950年 鹿児島市に移り、薩摩焼の窯業指導にあたる
1956年 京都市立美術大学の専任講師となる
日本陶磁協会賞を受賞する
1957年 新匠工芸会を退会する
走泥社に同人として参加する
1958年 モダンアート協会の会員となり、前衛的な造形作品を発表する
1963年 東京都青梅市に築窯する
モダンアート協会、走泥社を退会する
日本陶磁協会、日本デザイナー・クラフトマン協会に入会し、理事に就任する
1964年 第11回日本伝統工芸展に初入選する
1965年 ジュネーブ国際陶芸展にて銀賞を受賞する
1966年 日本工芸会正会員となる
1970年 東京芸術大学の教授に就任する
1973年 東京青梅市に移住する
1981年 日本陶磁協会賞金賞を受賞する
紺綬褒章を受章する
1984年 日本陶磁協会理事に就任する
1985年 東京芸術大学学長に就任する
1986年 重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定される
1990年 東京芸術大学学長を退官する
1991年 勲二等旭日重光章を受章する
1992年 逝去

1919年 東京都で生まれる

1941年 東京美術学校工芸図案部を卒業する

00000年文部省技術講習所に入所する

1942年 加藤土師萌に陶芸を学ぶ

1943年 講習所卒業後、同所嘱託として勤務する

1944年 富本憲吉に師事し、その後助手となる

1946年 富本の教授辞任に伴い、講習所助手を辞任する

00000年京都の松風研究所に輸出陶磁器のデザイナーとして入所する

00000年再び富本憲吉から薫陶を受ける

1947年 新匠美術工芸会に参加する

1948年 京都の宮永東山窯に移る

1950年 鹿児島市に移り、薩摩焼の窯業指導にあたる

1956年 京都市立美術大学の専任講師となる

00000年日本陶磁協会賞を受賞する

1957年 新匠工芸会を退会する

00000年走泥社に同人として参加する

1958年 モダンアート協会の会員となり、前衛的な造形作品を発表する

1963年 東京都青梅市に築窯する

00000年モダンアート協会、走泥社を退会する

00000年日本陶磁協会、日本デザイナー・クラフトマン協会に入会し、理事に就任する

1964年 第11回日本伝統工芸展に初入選する

1965年 ジュネーブ国際陶芸展にて銀賞を受賞する

1966年 日本工芸会正会員となる

1970年 東京芸術大学の教授に就任する

1973年 東京青梅市に移住する

1981年 日本陶磁協会賞金賞を受賞する

00000年紺綬褒章を受章する

1984年 日本陶磁協会理事に就任する

1985年 東京芸術大学学長に就任する

1986年 重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定される

1990年 東京芸術大学学長を退官する

1991年 勲二等旭日重光章を受章する

1992年 逝去


藤本能道代表作

『色絵磁器四角筥「山葡萄と雉鳥」』

『幻の食器』

『色絵木蓮と鵯八角筥』

『釉描加彩樹陰宿鴉図四角筥』

『霜白釉釉描色絵金彩花と虫図六角大筥』

『霜白釉釉描色絵金銀彩炎と蛾図扁壷』

『梅白釉釉描色絵銀彩森の木葉梟図扁壺』

『梅白釉釉描色絵金彩木乃葉ずく八角大皿』

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