江戸時代に著書された医学書で、本文4巻・図1巻です。
杉田玄白と前野良沢がオランダへ渡った際に
ドイツ人の医者「ヨハン・アダム・クルムス」が著書した
医学書の正確さに驚き、日本語に翻訳することを決意しました。
しかし、彼らにはほとんど蘭語の知識がなかった為
まるで暗号解読のように翻訳を行ったと言われています。
また、現在でも使用されている「神経」「軟骨」「動脈」「処女膜」
などの言葉は、この翻訳の際に作られた言葉だと言われています。
そして日本で初めての本格的な翻訳書である、
「解体新書」が完成しました。
この時の様子は、杉田玄白の「蘭学事始」に記されています。