平安時代に白河天皇の詔により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の「八代集」の第四です。
歌人の藤原通俊が1075年から編纂を開始し、1086年に完成しました。
しかし完成の翌年には改訂し、再奏本を作っています。
和泉式部・相模・赤染衛門・能因法師・藤原公任などの
平安時代に流行した歌人を中心に全1218首で構成されています。
【詔(みことのり)】
天皇の命令もしくは命令を直接伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること