平安時代に白河院の院宣により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の「八代集」の第五です。
歌人の源俊頼が1124年に初度本、翌年に二度本を編纂し
白河院へ献上しましたが二つとも返却され
やっとの思いで完成した三奏本が1126年に嘉納されました。
源俊頼自身の歌や源経信・藤原顕季など
編纂当時に流行した歌人の作が全650首で構成されています。
【院宣(いんぜん)】
譲位した天皇の命令もしくは命令を伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること