鎌倉時代に伏見院の院宣により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の第十四で「十三代集」の第五です。
歌人の京極為兼が1311年から編纂を開始し、1312に完成しました。
前期京極派の京極為兼自身や西園寺実兼・永福門院を中心に
編纂時に活躍した藤原定家・藤原俊成・西行・藤原為家など
全2800首で構成されています。
京極派の歌風を代表する勅撰集です。
【院宣(いんぜん)】
譲位した天皇の命令もしくは命令を伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること