中国で造られた渡来銭と呼ばれるものの一つで、別名を宋銭といいます。
中国・宋の第6代皇帝・神宗の時代に造られたものです。
平安時代後半から鎌倉時代にかけての日宋貿易で使用されていました。
宋銭の中で一番多く造られた銭だといわれており、書体の種類やデザインの微妙な違いなど、種類が多く、分類するのも大変なほどです。
しかし、7年間という短い鋳造期間であったにもかかわらず、これだけ多くの種類を製造しているので、コレクターの間では集めるのが楽しめる古銭といわれています。
また、日本だけでなく東南アジアなどでも使用されていたそうです。