慶長6年に発行された慶長小判の1/4の額面を持つ一分判で、慶長小判と同時に造られました。
小判と同様に本位貨幣のような役割を持っていました。
裏面の極印に「本」と打たれたものが存在しており、これは長年の流通によって摩耗や破損した部分を金座で修理した「本直し」をした事を示しています。
コレクターの間では、本直しの極印によって評価額が変わっており、「片本」と呼ばれるものは20万前後の評価額で、「両本」と呼ばれるものは50万円前後の評価額となっています。
また、通常のものは10万円前後の評価額となっています。