1907年~1933年までアメリカ合衆国で発行された21.6カラットの20ドル金貨です。
この金貨は、当時の大統領であるルーズベルト大統領が「ギリシアコインの美しさに負けないそれ以上の金貨を造って欲しい」と、アメリカ人彫刻家・オーガスタス・セントゴーデンスに依頼して造られました。
出来上がった金貨はデザインを担当した彫刻家の名前をとって、「セントゴーデンス」と呼ばれています。
また、10ドル金貨がイーグル金貨と呼ばれるので、額面が2倍であることからダブルイーグルとも呼ばれています。
1907年発行のものは、ハイ・レリーフと呼ばれる深彫りの技法が使われているためプレミアムがつくことがあります。
2002年に行われた競売王手サザビーズのオークションで、約6億3600万円で落札されたものがありました。
落札された金貨は1933年に造られたもので、保存状態が良く、何十年も前に造られた金貨とはおもえない輝きを持っていたため、6億以上の金額がついたといわれています。
金貨は基本的に金そのものの価値で取引されるため、よほど状態の良いものでないとプレミアムはついていません。