大正末期から昭和にかけてフランスと日本で活躍した日本の洋画家。
「エビハラ・ブルー」と呼ばれた鮮やかな青の色彩を多用し、馬をモチーフにした作品を数多く制作した。
1922年地元の中学を卒業後、画家を目指し上京、川端画学校に入学しアテネ・フランセに師事する。翌年に渡仏しパリにて藤田嗣治に師事を仰ぎパリから二科展に出品し初入選を果たす。
1924年にはサロンドートンヌに出品し初入選となり、1927年にサロン・レスカリエ第10会展の招待を受け作品14点を出品、これが契機となり画商アンリ・ピエールと契約しニューヨークなどでの個展を成功させる。
帰国後は独立美術界会員に迎えられ、以後同会に出品を続け活躍。戦後は秀作美術展や、日本国際美術館展に出品を続け1964年には芸術選奨文部大臣賞を受賞。1970年パリにて客死。