オランダ・アムステルダムに生まれた17世紀前半に活躍したオランダの画家です。
オランダ東部のオーファーアイセル州にある基礎自治体(へーメンテ)のカンペンで人生のほとんどを過ごしました。
聴覚障害があったため言葉が喋れませんでしたが、芸術の才能があったようで、絵の勉強のためアムステルダムへ行き肖像画家・ピーテル・アイザックスに学びました。
また、直接教えを受けた事はありませんが、フランドル絵画で有名なブリューゲル一族に影響を受けながらも独自の技術を確立しました。
冬のオランダ風景画を得意としており、冬の冷たい空気や光を表現する巧みな彩色技術はオランダの風景画家に大きな影響を与えました。
アーフェルカンプの死後は甥のバーレントとがその画風を受け継ぎ、作品を残しました。
また、アーフェルカンプの作品は非常に人気が高く、中でも有名なのはイギリスの女王エリザベス2世がウィンザー宮殿にコレクションを所有している事です。
そして、2004年にはアーフェルカンプの名前を掲げたグランド・カフェが開店し、壁にはアーフェルカンプ作品の模写が飾られています。