【北川民次】絵画の買取作家・取扱い一覧

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北川民次

北川民次
北川民次(1894~1989)
静岡県出身の日本の洋画家で、日本の社会が抱える諸問題を積極的に取り上げて作品にするなど、時代に生きる画家として社会と真剣に向かい合った事で知られています。
また、日本の美術界ではあまり顧慮されてこなかった絵画の社会性についても、一つの具体的な可能性を示しました。
そんな北川民次の作品はセザンヌやゴーギャンに影響を受けているもの、メキシコの児童画などに見られる描く対象となるものを感覚だけでとらえるのではなく、自分が知っているものを描くという独自の世界観で描かれています。
その作風は独特なデフォルメによる原始的な生命感が溢れるもので、一目見れば北川民次の作品という事が分かります。
 
早稲田大学に入学した北川民次は油絵を描き始めるようになり、本格的に絵の勉強をしたいと考えるようになりました。
大学を中退してアメリカへ渡り、ニューヨークで劇場の舞台背景を制作する職人として働きながら、国吉康雄や清水登之などアメリカに渡った日本人画家たちが学んだことで知られるアート・スチューデンツ・リーグで絵画の基礎を身につけた。
ちなみに卒業まで舞台背景を制作する職人として生計を立てていました。
 
その後、メキシコへ移り画家として本格的に活動を始めます。
革命後のメキシコで美術を民衆のものにすることをめざした野外美術学校の運動に加わり、児童美術教育の実践に取り組むとともに、自身の絵画制作の方向性を探るかのようにさまざまな試みを重ねていきます。
 
こうして帰国してからの北川民次の作品は、メキシコ的な題材で壁画を思い起させるようなダイナミックな構成の作品を発表するようになり、二科会会員として日本での画家としての地位を手に入れました。
のちに二科会会長に推挙されましたが、「残りの人生はただ描くために」と会長を辞め、二科会を脱会します。
 
第二次世界大戦中に窯業が盛んな瀬戸に移り住み、街に住む人々、働く人々を好んで描いていており、亡くなるまでこの地で過ごしました。
また、児童美術教育にも力を注いており、名古屋市東山動物園内に名古屋動物園美術学校、名古屋市東山に北川児童美術研究所を設立しました。
 
油彩画以外にも銅版画、木版画、石版なども手掛けており、これらはメキシコ時代に身につけたものでした。

北川民次年表


1894年 静岡県で生まれる
1910年 早稲田大学予科に入学する
油絵を描き始める
1914年 早稲田大学を中退し、渡米する
1917年 ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグでジョン・スローンに師事する
1921年 アート・スチューデンツ・リーグを卒業する
1923年 アメリカ南部諸州を放浪し、キューバを経てメキシコへ
1924年 メキシコのサン・カルロス美術学校に通う
1925年 チェルブスコ僧院の前期野外美術学校のグループに入る
トラルパムに開設の野外美術学校に勤務する
1931年 タスコの野外美術学校校長となる
1933年 藤田嗣治の訪問を受ける
1936年 帰国する
1937年 藤田嗣治の推薦を受けて第24回二科展に出品、会員となる
1943年 瀬戸市に疎開する
1949年 名古屋動物園美術学校を開く
1951年 名古屋市内に児童美術研究所を開設する
1952年 中日文化賞を受賞する
1955年 メキシコ再訪する
1964年 現代日本美術展優秀賞を受賞する
1978年 二科会会長に推挙される
1979年 二科会会長を辞任し、二科会を脱会する
1989年 95歳で逝去

1894年 静岡県で生まれる

1910年 早稲田大学予科に入学する

00000年油絵を描き始める

1914年 早稲田大学を中退し、渡米する

1917年 ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグでジョン・スローンに師事する

1921年 アート・スチューデンツ・リーグを卒業する

1923年 アメリカ南部諸州を放浪し、キューバを経てメキシコへ

1924年 メキシコのサン・カルロス美術学校に通う

1925年 チェルブスコ僧院の前期野外美術学校のグループに入る

00000年トラルパムに開設の野外美術学校に勤務する

1931年 タスコの野外美術学校校長となる

1933年 藤田嗣治の訪問を受ける

1936年 帰国する

1937年 藤田嗣治の推薦を受けて第24回二科展に出品、会員となる

1943年 瀬戸市に疎開する

1949年 名古屋動物園美術学校を開く

1951年 名古屋市内に児童美術研究所を開設する

1952年 中日文化賞を受賞する

1955年 メキシコ再訪する

1964年 現代日本美術展優秀賞を受賞する

1978年 二科会会長に推挙される

1979年 二科会会長を辞任し、二科会を脱会する

1989年 95歳で逝去


北川民次代表作

『ランチェロの唄』

『メキシコの浴み』

『母と娘』

『白人と黒人の子ども』

『大地に坐る女』

『落ちる』

『シクラメンを主題にしたブーケ』

『画家の家族』

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