【野田弘志】絵画の買取作家・取扱い一覧

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野田弘志

野田弘志
野田弘志(1936~)
昭和時代~平成時代に活躍する日本の洋画家です。

戦時中であったため韓国で生まれ、幼少期を中国で過ごし、終戦の年に両親とともに帰国して広島や静岡で暮らしました。

中学・高校時代にデッサンや油彩画をよく描くようになり、画技を磨くため上京して阿佐ヶ谷美術学園洋画研究所に通い、洋画家・森清治郎に指導を受け、東京藝術大学に入学します。
在学中に白日会へ出品・受賞し、洋画家としての頭角をあらわしますが、卒業後は画家ではなくイラストレーターとして東急エージェンシーに入社しました。
その傍らで、白日会に制作・出品もしていました。

33歳の時に入院してデザイン・イラストの仕事が途切れてしまい、退院した時に画家になる最後のチャンスと思い、画家として本格的に活動を開始しました。
写実絵画の巨匠で、黒、金、グレーなどを背景にして、まるで空間に浮かんでいるような作品たちは写真と見間違うほど細密に描かれています。

また、三島由紀夫、加賀乙彦、宮尾登美子の小説の挿画を担当した事でも有名です。

野田弘志年表

1936年 韓国に生まれる
1945年 帰国
1951年 静岡県に転居
1955年 上京して阿佐ヶ谷美術学園洋画研究所に通う
1960年 白日会 初入選・受賞
          東急エージェンシー企画調査部制作課に入社
1962年 白日会 会員となる
          東急エージェンシーを退社し、独立する
1966年 三島由紀夫の挿画を担当する
1970年 初個展を開催
1973年 東京造形大学非常勤講師となる
1982年 白日会 内閣総理大臣賞
          加賀乙彦の挿画を担当する
1986年 白日会常任理事となる
          加賀乙彦・宮尾登美子の挿画を担当する
1988年 第3回具象絵画ビエンナーレ 出品
1990年 ベルギーで個展を開催
1992年 様々な展覧会に出品
1994年 第12回宮本三郎記念賞 受賞

野田弘志代表作

『裸婦習作』
『やませみ』
『黒い風景 其の参』
『湿原』
『TOKIJIKU(非時)XII Wing』
『THE - 9』

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