ロシアのサンクトペテルブルク出身のロシア人のピアニストで画家としての顔も持っている事でも知られています。
「絵と音楽は相互に触発し、合い融け合っている」とニカ・シロコラッド自身が話しており、絵もピアノも同じ比重で取り組んでいます。
モルドヴァ人の両親を持ち、両親は画家として活躍していました。
しかし、ニカ・シロコラッドは画家としてよりも作曲とピアノに興味を示し、その才能を開花させていきました。
こうして旧ロシア語圏の国際コンクールで数々の入賞を果たすようになるとフランスへ留学し、クリストファー・フォックス、ジェイムズ・ディロン、マイケル・フィニスィーなどのイギリスの現代作曲家を中心に勉強し、世界一難しい譜面とされている、マイケル・フィニスィーのイングリッシュ・カントリー・チューンズを演奏できるピアニストとして注目を浴びるようになります。
日本にも2006年に来日し、東京富士美術館で演奏しており、テレビニュースにも取り上げられるなど話題となりました。
また、コンサートではニカ・シロコラッドが手掛けた絵画作品をロビーに飾るなどして、ニカ・シロコラッドが掲げている音楽と絵画の融合が実現されました。
天才ピアニストとして世界中から注目をされているニカ・シロコラッドですが、画家としても天才女流画家と呼ばれ、プーキシン美術館をはじめ多くの美術館に作品が収蔵されています。