【サルバドール・ダリ】絵画の買取作家・取扱い一覧

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サルバドール・ダリ

サルバドール・ダリ
サルバドール・ダリ(1904~1989)
スペインの画家でシュルレアリスムの代表的な作家として自らを「天才」と称し、数々の奇行や逸話が知られています。
また、絵画だけではなく彫刻やオブジェなど様々な作品を残しており、自伝や小説も手掛け、チュッパチャップスのパッケージデザインやタロットカードのデザインも行っており、現在でも世界中で販売されている大ヒット商品としても知られています。
 
フルネームはカタルーニャ語でサルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネクといい、スペインのカタルーニャ地方フィゲラスの裕福な家庭に育ちました。
ダリには幼くして亡くなってしまった兄がいて、同じ「サルバドール」という名が付けられていた事から幼い頃から大きな心理的な影響が生まれました。
そんなダリですが、少年時代から絵画に興味を抱いており、ピカソの友人でもあった画家のラモン・ピショットからその才能を認められるほどで、マドリードにある王立サンフェルナンド美術学校へ通いその頭角を現していきます。
同じ美術学校に通っていたルイス・ブニュエルとは共同制作を行っており、「アンダルシアの犬」などいくつかの作品を残しています。
学生時代のダリは印象派、点描派、キュビスムなどの先輩の作風を学び、その影響を受けながらもシュルレアリスムに自らの道を見出し、シュルレアリスト・グループに参加するようになります。
しかし、アンドレ・ブルトンの逆鱗に触れた事でグループから除名となりましたが、ダリの名声はすでに高いものとなっており、国際シュルレアリスム展などには必ず招待される立場となっていました。
 
ダリの作品は写実的描法を用いていながらも多重なイメージなどを駆使して夢のような風景画を描く事で知られています。
ダリは自らこの作品の制作方法を「偏執狂的批判的方法」と称しています。
また、ダリの奇行といえば、潜水服を着て講演会で講義を行い、「リーゼントヘア」と称してフランスパンを頭に括り付けて登場したり、象に乗って凱旋門を訪れるなどマスコミに多くのネタを提供していました。
しかし、こうした人々の関心を引き寄せるような行為は他の同年代の画家たちからは大きな反感を買っており、ダリの評判はあまりよくないものでした。
 
そんなダリですが、ガラ・エリュアールと出会ってからは彼女がダリの生きる支えであり、ガラ以外のものは何も信じられないと公言するほどで、第二次世界大戦後はカトリックに帰依し、妻・ガラを聖母に見立てた宗教画を連作するなどガラ中心の制作活動となりました。
そのため、ガラが亡くなった翌年には制作活動を辞めています。

サルバドール・ダリ年表


1904年 スペインで生まれる
1910年 最初の油彩画を完成させる
1914年 聖マリア修道学校へ通う
1917年 版画学校教師フアン・ヌーニネスの指導を受ける
1918年 フィゲラスの市立劇場に作品が展示される
1921年 マドリードのサンフェルナンド美術学校に入学する
1925年 マドリードのダルマウ画廊で初個展を開催する
1927年 パリへ赴く
1929年 ポール・エリュアールが妻とともにカダケスのダリを訪ねる
正式にシュルレアリスト・グループに参加する
1933年 アメリカで初個展を開催する
1934年 ガラ・エリュアールと結婚する
ロンドンで初個展を開催する
1938年 グループから除名される
1937年 内乱を避けてイタリアへ旅行する
1939年 バレエなどの台本を書き、衣装や舞台装置をデザインする
1942年 自伝『サルバドール・ダリの秘められた生涯』出版する
1944年 小説『隠された顔』を出版する
1946年 セルバンテスのドン・キホーテの挿絵を描く
1948年 アメリカからスペインに帰国する
1952年 ダンテの『神曲』の挿絵100点を制作する
1955年 『最後の晩餐』を制作する
1963年 『ミレーの晩鐘の悲劇的神話』を出版する
1964年 イザべラ・ラ・カトリカ大十字勲章を授与される
1982年 スペイン国王より大十字勲章を授与される
妻・ガラが亡くなる
1983年 絵画制作を辞める
1984年 火事でひどいやけどを負う
1989年 心不全により85歳で逝去

1904年 スペインで生まれる

1910年 最初の油彩画を完成させる

1914年 聖マリア修道学校へ通う

1917年 版画学校教師フアン・ヌーニネスの指導を受ける

1918年 フィゲラスの市立劇場に作品が展示される

1921年 マドリードのサンフェルナンド美術学校に入学する

1925年 マドリードのダルマウ画廊で初個展を開催する

1927年 パリへ赴く

1929年 ポール・エリュアールが妻とともにカダケスのダリを訪ねる

00000年正式にシュルレアリスト・グループに参加する

1933年 アメリカで初個展を開催する

1934年 ガラ・エリュアールと結婚する

00000年ロンドンで初個展を開催する

1938年 グループから除名される

1937年 内乱を避けてイタリアへ旅行する

1939年 バレエなどの台本を書き、衣装や舞台装置をデザインする

1942年 自伝『サルバドール・ダリの秘められた生涯』出版する

1944年 小説『隠された顔』を出版する

1946年 セルバンテスのドン・キホーテの挿絵を描く

1948年 アメリカからスペインに帰国する

1952年 ダンテの『神曲』の挿絵100点を制作する

1955年 『最後の晩餐』を制作する

1963年 『ミレーの晩鐘の悲劇的神話』を出版する

1964年 イザべラ・ラ・カトリカ大十字勲章を授与される

1982年 スペイン国王より大十字勲章を授与される

00000年妻・ガラが亡くなる

1983年 絵画制作を辞める

1984年 火事でひどいやけどを負う

1989年 心不全により85歳で逝去


サルバドール・ダリ代表作


『茹でた隠元豆のある柔らかい構造』
『ポルト・リガトの聖母』
『燃えるキリン』
『眠り』
『大自慰者』

『茹でた隠元豆のある柔らかい構造』

『ポルト・リガトの聖母』

『燃えるキリン』

『眠り』

『大自慰者』


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