今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、スコッチウィスキーのマッカラングランレゼルバ18年です。
美術品、骨董品屋がお酒?と疑問に思うかもしれませんが、お酒の中には美術品に匹敵するほど美しいボトルを持ったものや、お酒を製造する職人たちの手間と時間そして技術が生み出す芸術品といっても過言ではないお酒もございます。
今回、お買取りしたマッカラングランレゼルバ18年は1979年~1982年の間に製造された原酒を使用したもので18年の熟成を経て1999年にボトリングされ限定販売されたものでした。
表記されている18年という数字は熟成年数を表し、18年熟成させたものが入っているというわけではなく、様々な原酒をブレンドしており、その中で最も若い原酒の数字が表記されています。
そのため中には20年、50年熟成された原酒も使われている事がございます。
ただし、このマッカラングランレゼルバはマッカランのヴィンテージと呼ばれた1979年~1982年の間に製造された原酒を使用しており、グランレゼルバとはスペイン語で「特別に貯蔵された」という意味を持っています。
現在、マッカラングランレゼルバは12年を多く見かけるかと思いますが、こちらは新しいボトルで、今回お買取りしたマッカラングランレゼルバ18年とは比べものにはなりません。
外箱付で液面低下も見られるとても良い状態でお譲りただきました。
マッカラングランレゼルバ18年は中古市場でも綺麗な状態であれば高値で取引されているお酒です。