今回、いわの美術にてお買取りいたしました『上越新幹線開業記念 トキちゃん貯金箱』です。
当時の国鉄が作ったマスコットで、国際保護鳥「朱鷺(トキ)」は、新潟県を代表する鳥として
知られています。200系車両を抱えたとっても愛らしいトキのソフビ人形です。
この他に同じく開業時記念として新幹線200系の電車型ソフビ貯金箱も同時に出ており、
どちらも希少なお品となっています。
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⁂ソフビ人形⁂
古くから親しまれているソフビ人形。
使用されている素材の名称を皆さんご存じでしょうか?
正式名称は『PVC(ポリ塩化ビニール)』と言い、1950年代頃までは玩具の素材は、ほとんどが
"セルロイド" と呼ばれる合成樹脂が使用されていましたが、耐久力の無さや強い発火性が社会問題
となり、その代わりに使用され始めたのがソフビです。
主に日本では、特撮もののキャラクターなどがソフビ人形で販売されており、
映画怪獣や、ウルトラマン・仮面ライダー・戦隊シリーズ等の特撮ヒーローものなどが、一般的に
は馴染みが多いかもしれません。
高度成長期の時代、今回ご紹介している国鉄や地銀など各企業が自社のマスコットキャラクターと
して誕生させ、世に送り出されている作品もたくさんあり、ソフビ人形は昭和のレトロ玩具として
現在でもコレクターの間では根強い人気があるのです。
⁂上越新幹線の歩み⁂
上越新幹線は1982年11月に開業しました。
開業当初は、大宮駅-新潟駅間を運行していましたが、1991年6月に延伸したことにより、
東京駅まで乗り入れ可能となり、現在は、東京駅-新潟駅間を結ぶJR東日本(東日本旅客鉄道)の
車両です。『とき』『たにがわ』の2つの列車種別があり、現用車両は、E7系、E4系、E2系の
3種類が走っています。
⁂200系車両⁂
初代200系車両は、上越新幹線・東北新幹線の開業に合わせて1980年に発表されました。
E系の(Eは、東日本旅客鉄道株式会社の英文表記East Japan Railway CompanyのEast "東" から
頭文字を取っています)
新型車両の増備によって、1997年頃から廃車が進み、2013年6月には全車が廃車となり、本線上
から姿を消すことになります。
200系の先頭車には、2種類の前面形状のものがあり、 1つは、国鉄時代に製造された"0系"に似た
「丸目丸鼻」のもの、 もう1つは、同じく国鉄時代に製造された"100系"に似た「流し目」のもの
があります。"0系"はデビュー当時としては斬新な"青と白"の2色で車体が塗られましたが、
"200系"は"緑と白"の2色に変わりました。
これは豪雪地帯を走り抜け、雪深い新潟東北の地で季節が冬から春に移る頃、 山肌を覆っていた
白い雪が溶けて、緑色をした草木の葉が芽吹きます。 200系は「雪解けの新芽」のイメージにち
なんで、緑色を採用したと言われており、 登場時には「緑の疾風(みどりのはやて)」の愛称が
付けられ人々から愛されました。
開業当初から、2013年4月まで30年間ものあいだ活躍をした200系車両。
「さよなら200系」でラストランをし、その役目を終えた車両は現在、新幹線総合車両センターや
鉄道博物館に車両保存されています。 鉄道ファンならずとも当時の思い出に浸りながら興味のある
方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回は、ソフビのマスコットをご紹介させていただきましたが、その他にも昔懐かしい
おもちゃ等をお持ちでしたら、いわの美術へ是非お気軽にお問い合わせ下さい。
・コルゲンコーワのケロちゃん
・佐藤製薬サトちゃん
・セキグチ社 モンチッチ
・ブリキのおもちゃ等々…
時代物の玩具は中古市場でも需要が高いお品物が多いです。
お手元にある古いおもちゃが思わぬ高額査定になることも…。
いわの美術では写真を送信するだけでお手軽に無料査定を受けることができます。
WEB無料査定、LINE無料査定のご都合の良い方法をご利用下さい。
何か不明な点などありましたら、お電話でも受付をさせていただいております。
売却はお客様のご納得の場合のみ行っておりますので、お気軽にご活用下さいませ。
スタッフ一同、お客様からのご連絡を心よりお待ちいたしております。