【島田恭子 菖蒲文 蓋物 】骨董品の買取実績一覧

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島田恭子 菖蒲文 蓋物

島田恭子 菖蒲文 蓋物
作家名
島田恭子

お品もの詳細

今回いわの美術では、島田恭子の菖蒲文蓋物をお買取り致しました。


島田恭子は、1954年に茨城県で生まれ高校卒業後には一般企業で働くという骨董とは全く縁のない生活をしていました。

一般企業では事務職を希望するも秘書課に配属されてしまいますが、この配属先が後の島田恭子の人生を大きく左右するものとは知る由もありませんでした。

秘書課では、役員の出張先に同行する事が多くあるのですが、その中でたまたま行った益子焼作家の瀬戸浩の展覧会で見た幾何学的なストライプ文様作品に衝撃を受けます。

素朴でありながら独特な雰囲気を醸し出している瀬戸浩の作品に一瞬で虜になり、購入するのかと思いきや「弟子入りしたい」と作る方に気持ちがいってしまいました。

ですが、一度も陶芸をやった事ない人がいきなり陶芸家への弟子入りというのはとても難しく、何度交渉しても弟子入りを許してもらう事は出来ませんでした。

瀬戸浩への弟子入りは叶いませんでしたが、どうしても陶芸家になりたいと思い22歳で一般企業を退職し、栃木県にある窯業指導所に入るため面接を受けます。

しかしここでも今までの経歴を見た面接官から「よそ者がやっていけるところではない」と厳しい言葉を浴びせられたそうです。

確かに陶芸の世界では、自分がどんなに良い作品を作ったと思っても周りの人間に認めてもらえなければ買ってもらえる事もないので、材料費だけで破産し辞めていく人が多くいます。

面接官もただ厳しい言葉を浴びせただけではなく島田恭子の将来を考えての発言だったのですが、島田恭子は「益子の土に骨をうずめます」と全く引かず面接官を驚かせたそうです。

しかし、この発言を島田恭子は覚えてないというから驚きです。

その後やっとの事で窯業指導所に入れた島田恭子は、一から知識と技術を学び24歳で窯業指導所を卒業し、6年後宇都宮にて開催された下野新聞社主催第一回「益子焼陶源鏡」展に初出品を果たします。

その後個展や展覧会への出品を重ね、2004年にはニューヨークでも個展を開き、現在も作陶に励んでおります。



島田恭子の作品

島田恭子は、焼物に草花を描く事が多いのですが、その中でも桜を描いた作品は人気の高いお品物です。

淡い背景の中に散りばめられた桜がとても美しく、まるで絵画を見ているような感覚になります。

下書きをしてしっかりと描いているように見えますが、島田恭子の作品は下書きをせず直接作品に描いているというから驚きです。

島田恭子は頭の中に浮かび上がったイメージをそのまま作品に描く為、途中で作風が変わってしまう事もあり、1つとして同じ作品は作られないそうです。

また、焼き方は素焼き・本焼き・上絵焼きと3回も焼くため、中には焼きすぎて割れてしまう作品もあります。

最後の焼きの作業で割れてしまうのはとても残念ですが、その中でも割れずに残った物は選ばれた作品と言えます。




今回お買取りしたお品物は、薄いグレーの背景に菖蒲の花が美しく描かれている美しい作品で、神奈川県の方から宅配でお買取り致しました。

弊社いわの美術では、島田恭子の作品をお買取りしております。

また「売りたいけどどれくらいの値段がつくかわからない」とお困りの方は、お問い合わせフォームやLINEから画像をお送り頂ければ事前の査定も可能です。

誰が買ったか分からない物、何に使うかわからない物、誰が作ったのかわからない物などわからないまま処分せず、まずはお問い合わせ下さい。


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