【鍔蓋 姥口平丸型鉄瓶 釜師 佐々木宗彦(釜彦・彦兵衛)】骨董品の買取実績一覧

こちらの御品物は兵庫県のお客様より
御買取りさせて頂きました。

こちらの御品物は佐々木宗彦の作です。
佐々木宗彦は明治元年に生まれ、
明治20年に中西龍文堂に招かれて大阪で習い、
明治29年に独立しました。
明治44年裏千家の釜師となっています。
他にも鋳金工芸作家である香取秀真に釜作りを
伝えるなどの功績を残しています。

この作品は鍔蓋とあるように、
鉄瓶の蓋が実際に鍔として使用されていた、
拵えの鍔と縁と頭で蓋がつくられています。
作者は江戸時代の大森英秀という装剣金工家で、
大森英秀が考案した大森浪と呼ばれる図案が彫られ
ています。

胴や弦などは全体的に簡素なつくりで、
象嵌や盛り上げなどの装飾は見られません。
これは鍔蓋を主役として据えている為だと
思われます。