ウエスタン エレクトリック社の 300Bは、知る人ぞ知る最高傑作のオーティオ・アンプ用 真空管です。
元々はアメリカ海軍の通信機器向けに開発された製品でしたが、その後オーディオ・アンプ用 真空管の名品として大人気となりました。
1988年に生産が終了すると、他のメーカーがこぞって『300B』を冠するリスペクト模造品を出したものの、やはりオリジナルには敵いません。
ウエスタン エレクトリック社も後に復刻版を出していますが、生産国の違いなどから全く同じ物ではないようです。
柔らかで心地よい音質と圧倒的な音圧で、ウエスタン エレクトリック社の 300Bは真空管の中でも特別な存在となっています。
真空管の起源はエジソンの白熱電球発明の話まで遡ります。
エジソンは竹を炭化した物(フィラメント)に電気を通すと光るものの、すぐに燃え落ちてしまう問題に直面しました。
そこでフィラメントを電球形のガラスの中に入れ真空にすることにより、燃焼に必要な酸素がなくなり、フィラメントの寿命が飛躍的に伸びて、白熱電球が誕生します。
この白熱電球は中2理科『フレミングの左手の法則』で有名なフレミングによって、制御を行う別の電極が追加され、電気の流れる量や向きを変えるなど、電気を操ることが可能となりました。
これが真空管(二極管)と名付けられます。
真空管はラジオの受信機に搭載され急速に広まり、更に二極管~五極管と多様化し、以後 電気製品にはなくてはならない存在となりました。
薄型になる前のテレビの『ブラウン管』も真空管の一つです。
約50年もの間活躍しましたが、半導体の発明により真空管は大きくかさばり発熱し寿命も短い物となってしまいました。
そのほとんどが半導体に取って代わりましたが、オーディオや楽器のアンプは真空管を好んで用いられることがあります。
現在では一般に『真空管』とは真空管アンプに装着する真空管のことです。
真空管アンプはウォームアップに時間がかかり、発熱し、電気の消費が高く、寿命が短いにも関わらず、未だに愛好家が絶えることはありません。
何と言ってもアナログならではの優しい響きが魅力であり、さらに真空管を差し替えることにより、音の色味が変化します。
真空管を複数組み合わせる真空管アンプもあり、音楽に合わせてどの真空管を選ぶか、使用者のこだわりがとことん表現できることが真空管アンプの醍醐味です。
インテリアとしても人気が高く、真空管をあえてむき出しで装着する真空管アンプが主流となりました。
使用中は真空管の中に赤、オレンジ、青白などの明かりがほんのり灯り、そのノスタルジックな美しさは安らぎの空間を演出してくれます。
違った音を求めて、またその見た目の美しさから真空管を集めているオーディオファンが多く、中古市場でも需要が高いお品物です。
いわの美術ではウエスタン エレクトリック社の真空管の買取経験が豊富です。
274A 4ピン |
274B 4ピン |
262A 4ピン 262B 4ピン 271A 7ピン 310A 6ピン 328A 6ピン 348A 4ピン 350B 7ピン 421A 8ピン など |
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