こちらのお写真のお品物は有田焼の名門として知られ、酒井田柿右衛門、今泉今右衛門と共に有田の三衛門と呼ばれている館林源右衛門の作品の飾り皿です。
6代までは館林源右衛門という名は世襲制で受け継がれていましたが現在は窯の名前として残っており、館林源右衛門の伝統や技術は館林源右衛門窯の職人たちに受け継がれ、制作活動が続けられています。
館林源右衛門の名を最後に受け継いだ6代目は有田焼の伝統技法で生み出される古伊万里に興味を抱き、江戸時代に輸出された日本陶磁器の調査を行うためにドイツのドレスデン美術館蔵古伊万里第一次調査員として活躍を見せました。
こうして古伊万里の伝統をいかしながらも現代の生活に合った有田焼の制作に取り組み、洋食器に古伊万里の技法や様式を取り入れ、世界的にも高評価を得ました。
さて、今回お買取した館林源右衛門の飾り皿ですが、直系が45.5cmほどある大きなもので、共箱などはありませんでしたが、人気の館林源右衛門の作品という事で高価買取で対応致しました。
他の有田焼と比べると館林源右衛門の作品は少しポップな印象があります。
今回は少し大柄でしたが、これが細かい絵付けになると買取額は更にアップしますのでお問合せの際はどのような作品なのかお品物の詳細をお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、今回はこちらの作品1点のみの買取でしたので宅配買取で対応させて頂きました。
いわの美術では数が多い場合は出張買取でも対応しております。