今回いわの美術がお買取りさせていただいたお品物は葉山有樹の護城四神図壷です。
葉山有樹は有田焼で有名な佐賀県有田町に生まれ、15歳という若さで焼き物製造会社に入社しました。
毎日大量の焼き物に絵付けを行い技術が磨かれ、23歳で独立して自分の窯を作り様々な個展に出品してきました。
葉山有樹の作品の特徴は精密な図と青の色彩が美しい作品が多く存在しますが、その精密な図は下書きなど一切なく 頭の中にある構図だけで描いているそうです。
またこのような精密な構図を書くにはとても細い筆を使わないと描けないと思うのですが、 葉山有樹はその筆でこの模様が描けるのかと思われるような太い筆で描いていて、その理由は墨付を良くするためだそうです。
またこの壷の特徴と言えば東西南北に四神がきめ細やかに描かれている事です。
四神とは中国の神話で天の四方の方角を司るとされる霊獣と言われて、東の青竜(せいりゅう)南の朱雀(すざく)西の白虎(びゃっこ)北の玄武(げんぶ)がいます。
四神は中国では守り神などとして大切にされていて数珠やストラップなどのモチーフとしても使われています。
ちなみに青竜は東、春、青、川の象徴し五行思想では木を司るので出世や成功を意味し、朱雀は赤、海を象徴し五行思想では火を司るので末永い繁栄の意味。
白虎は西、秋、白、道を象徴し五行思想では金を司るので家内安全や商売繁盛を意味し、玄武は北、冬、黒、山を象徴し、五行思想では長寿や健康を意味します。
お手元に葉山有樹の壷などございませんか?いわの美術では葉山有樹の壷を買取り強化しています。
葉山有樹の作品か判断出来ない、処分に困っているなどございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。