こちらのお買取した作品は、沖縄の生んだ偉大な陶芸家 金城次郎(物故)の魚文飾皿です。
沖縄第一の民藝陶芸家であった金城次郎は、日常雑器として焼かれていた壷屋焼を芸術の域まで高めた人物として知られており、国の重要無形文化財「琉球陶器」保持者、沖縄県で初の人間国宝となった人物です。
金城次郎の作品には、南国ならではのおおらかさ、温かさ、素朴さがみなぎり、みる者に感動を与えてくれます。
その独自の作風は強力な個性となり、一度金城次郎の作品をみたら、忘れられないほどのインパクトがあります。
金城次郎といえば、今回買取の飾皿にみられるような「笑う魚」の魚文が有名ですが、昭和62年に「次郎さんの魚が笑っている」というNHKの番組で金城次郎が特集され、金城の魚文は全国的に一躍知られることとなりました。
今回買取の金城次郎の飾皿にも、躍動感あふれる線彫りの「笑う魚」が2匹、生き生きと並んでデザインされています。
お買取した金城次郎の魚文飾皿は、勢いのある線彫の魚文に藍・飴などの色釉を差した素朴で親しみのある作品です。
可愛らしい顔の2匹の笑う魚の表情とウロコの模様が際立つ、素晴らしい一枚焼の飾皿を、金城次郎の箱書き・落款付共箱とあわせて高価買取させていただきました。
独特の風合いを持つ線彫りの魚文と海老文と、南国琉球らしい温かみのある作風で知られる金城次郎の作品は、亡くなった現在でも根強い人気を誇っており、いわの美術でも買取を強化している作家の一人です。
金城次郎の作品は、日常使いの雑器から展示会用の作品まで幅広いため、お品物により買取査定・評価はそれぞれ異なりますが、金城次郎の作品展用の作品や、沖縄特有のお酒を入れる瓶である抱瓶などは一点からでも高価買取も期待できます。
金城次郎の作品買取なら、買取実績豊富ないわの美術にお任せください。