このお品物は大阪府のお客様よりお買取させていただきました。 岡本太郎といえば大阪万博の『太陽の塔』という印象がありますが、 この作品は太陽の塔が製作される1年前に生まれています。 日本モンキーパーク(旧:日本ライオンパーク)に 『若い太陽の塔』という名で完成されました。 そしてその若い太陽の塔には太郎の言葉が添えられています。 『ひろびろとした丘の上に "若い太陽"が生れる 日に日に新しく生まれ変る われわれの生命の象徴(シンボル) 金色に輝く顔はおおらかに バイタリティを放射する 赤 青 緑の粧いは 濃い青春の彩りである 』と。 太郎の言葉を借りるならばこの品物からは バイタリティが放射されているという事になる。 残念ながら赤青緑の粧いはこの品物にはないが、 それでも圧倒されるものがある。 ちなみにこの若い太陽と同様の顔だけのものは 石原慎太郎の『太陽の季節ここに始まる』という 言葉とともに神奈川県逗子海岸にも存在する。