画像の品は先日お買取りさせて頂きましたペリカンの万年筆、ハンティングです。ベースはM800で適度に重く、非常にバランスの良い万年筆として知られています。
ペリカンは元々絵の具の生産から始まった会社でした。
当初はインクのトップメーカーとして評価されていましたが、万年筆を作り始めてからは手作りの温もりや品質の高さから現在のような高級筆記具メーカーへと発展していきました。
日本では万年筆のブランドとのイメージが強いですが、ヨーロッパでは総合文具メーカーとして広く親しまれています。
今回お買取りしたハンティングは1994年に3000本限定で販売された品で、爽やかなグリーンベースのボディに美しいシルバーの彫刻が施された人気の高いお品物です。
ニブはF、ハンティングファン向けに作られた万年筆で、その名に相応しく胴軸には上下を葉で縁取られた中に猟犬や鹿、鳥などの動物が彫られています。
写真のハンティングは目立ったキズや汚れはなく、保証書にE.Stencelのサイン、箱など揃った状態でのお買取りとなりました。