このお品物は栃木県のお客様から
御買取りさせて頂きました。
端渓とは良質な硯石が産出される
中国の広東省肇慶市南東の古い呼び名です。
端渓硯は良質な硯石が産出されず、
一時、硯石の産出が中止されました。
それ以降の硯石は産出される坑道が別の物になり、
新端渓と呼ばれます。
それ以前の硯石は古端渓と呼ばれます。
こちらの品物はその古端渓の硯です。
この古端渓硯は仏手柑を形づくられていますが、
中国では仏手柑は「桃」や「柘榴」と合わせて
「三多」と言われる程の幸福の象徴です。
そして「蝠」と同様に「仏」の音が「福」と
似ている為、又、「手」が「寿」の音に
似ている為に中国の品物にはよく描かれます。
こういった端渓硯は高価買取の可能性が
ありますので、ご相談からでもお待ちしております。