今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、キャノンの望遠レンズFD 800mm 1:5.6です。
キャノンはカメラ、ビデオなどの映像機器からプリンタ、複写機をはじめとする事務機器、デジタルマルチメディア機器や半導体露光装置の製造、販売を行っている日本のトップメーカーです。
日本語表記は「キヤノン」で「ヤ」が大文字になる事は気づいていない方が多いのではないでしょうか?
読みは「キャノン」と小文字と同じなのですが、表記を小文字にしない理由は小文字の「ヤ」の上の空白が穴が空いたように見えるためだと言われています。
キャノンのカメラ作りはライカに匹敵する日本製のカメラを作りたいという思いから、研究を重ね、現在の地位を築きあげました。
そんなキャノンが過去に発売したカメラやレンズなどは現在では製造中止となっており、中古品のみしか入手する事ができないため、需要がございます。
今回、お買取りしたキャノンの望遠レンズも1976年に発売されたもので、FDマウントの800mmの大望遠レンズです。
モントリオール・オリンピックの報道取材用として開発された事もあり、望遠レンズは大きくて重いというイメージを小型で軽量化する事に成功した大口径超望遠レンズとして当時話題になりました。
しかし、大望遠レンズである事には変わりありませんので、手持ち撮影ができないので、一脚や三脚を使って撮影しないとブレてしまうデメリットがございます。
お買取りしたキャノンの望遠レンズは、多少の傷や汚れはありましたが専用のオリジナルのケース付で、現在は貴重なレンズとなっているため、高価買取で対応させて頂きました。