【彫漆長方卓 屈輪文様 宣徳年製】中国美術の買取実績一覧

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買取実績一覧

彫漆長方卓 屈輪文様 宣徳年製

彫漆長方卓 屈輪文様 宣徳年製

お品もの詳細

今回いわの美術では、宣徳年製の倶利長方卓をお買取り致しました。


宣徳とは、中国の王朝の1つである明時代に、国を治めた第五代皇帝の瞻基(せんき)が在位中の1426年~1435年まで使われた元号となります。

第五代皇帝の瞻基は、日本では本名よりも元号の宣徳を付けて、宣徳帝と呼ばれました。


中国では、親石器時代から陶芸品や工芸品の作品が作られるようになりましたが、第五代皇帝の瞻基が皇帝となった宣徳時代、国家プロジェクトで陶芸品の開発を行った事で、芸術品の技術や人気が大きく進歩し、明時代の最盛期とも言われました。

第五代皇帝の瞻基は、芸術的才能を持ち合わせており、自身で文人画を作成するなど芸術的作品の製作にも意欲的だったと言えます。

国家プロジェクトで陶磁器の開発を進めるにあたり、様々な地域から陶工や素材などを集め数多くの陶芸品が作られ、その中では現在も有名な景徳鎮窯も生まれたそうです。

今回お買取りした倶利長方卓は、昭和の時代に作られた作品となります。


中国 木製製品


中国浙江省にある河姆渡遺跡から木製の矢が発見され、それが紀元前7500から前7400年に作られた物と判明し、その時代はちょうど新石器時代にあたります。

この発掘された木の矢が現存している木製製品の中で最古にあたる事から、親石器時代に作られたとされました。

また、作品に現在のような彫刻が施されるようになったのは漢王朝時代で、その後唐時代から宗時代にかけて技術が大きく発展し工芸品として韓国や日本にも広まる事となります。


彫漆長方卓 屈輪文様


今回お買取りしたお品物は、彫漆で屈輪文様が描かれたとても希少性の高い作品です。

彫漆とは、作品の表面に漆を何層も塗り重ね厚みを出し、そこに刀で彫って模様を出す中国伝統の漆工技術です。

調漆は中国の唐時代には既に存在していたとされ、以降宗時代、明時代、清時代へと受け継がれていき、日本には中国との交流が盛んだった鎌倉時代に伝わりました。

調漆作品を作る際には、1回漆を塗る度に乾かしてから新しい漆を重ねます。

厚くなってしまうと漆にヒビが入ってしまう事があるので薄く塗っていかなければならず、とても手間と時間のかかる作業となります。

手間はかかりますが、彫った後の漆の層がとても美しく仕上がります。


弊社いわの美術では、宣徳年製の作品をお買取り強化しております。

宣徳年製の作品は、陶工と材料を各地から集めた為、質の良い作品が多く高評価でお買取り出来る品物が数多くございます。

ですが、有名な作品なので偽物や写しなども大量に出回っております。

その為、宣徳年製の作品はお電話だけの情報ですと査定額が付けづらいので、お写真などから品物を拝見して査定額をお出しする事をオススメ致します。

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