こちらは以前弊社で取り扱った茶壺です。
祖父の集めていた中国美術や中国骨董のコレクションを売却したいとのご依頼で、他にも茶壺を数点と、翡翠や象牙の置物などをお買取りさせて頂きました。
茶壺というのは中国茶においては急須の役割を果たす茶具です。
ただ日本茶で使われる急須よりも小振りなため、元は書道で使用する水差しだったのではないかとも言われています。
この茶壺は裏に落款があり「高法娣(女へんに弟)」と書かれていました。
いわの美術では中国の美術品や骨董品の買取依頼が多く、この茶壺以外にも過去にお買取りさせて頂いた品はHP内でいくつか紹介しています。
紹介している茶壺を見比べて頂くと分かりますが、茶壺は多彩な形状の品が制作されています。多くは伝統的な形状を継承しており、それぞれにちゃんとした名称もあります。
今回お買取りしたこの茶壺は集玉壺でしょうか。
塵や埃など多少の汚れはあったものの、よく整った素敵な茶壺でした。