今回は、金具の部分にK18刻印の入った鼈甲(べっ甲)のメガネフレームをお買取させていただきました。
以前、こちらの鼈甲フレームのメガネをご使用になられていたそうですが、今は他のメガネをお使いということで、お買取のご依頼をいただきました。
鼈甲というのは、ウミガメの一種、タイマイの甲羅を煮て製したもので、背と腹の甲羅の外側の角質である鱗板を剥がして加工されるものです。
原材料であるタイマイは、1993年のワシントン条約によって保護されるようになったため、現在は鼈甲の輸入が禁止されており、鼈甲は希少な素材となっています。
また、鼈甲のメガネはコレクターズアイテムとしても人気が高く、一部愛好家の方々はお一人でいくつもの鼈甲のメガネをお持ちになるなど、蒐集アイテムとしても知られています。
鼈甲の色は半透明で、赤みを帯びた黄色に、濃褐色の斑点がありますが、鼈甲メガネのフレームの買取査定の場合、採取された箇所により、評価が異なります。 つまり、鼈甲の価値は、色や透明度によって変わり、黄色い部分が多いほど、また透明度が高いほど、高価になる傾向にあります。
今回お買取したような鼈甲メガネのフレームは、透明度が高く、白っぽく見える白甲の美しいお品です。白甲は採取される量が少ないため、稀少価値の高いものです。
また、お買取の鼈甲メガネのフレームの金具には、18金が使われており、高級な白甲の鼈甲メガネフレームの稀少性や状態とあわせて評価し、高価買取にてお譲りいただきました。
遺品整理などで、ご使用になられていない鼈甲メガネがございましたら、いわの美術が高価買取致しますので、是非ご連絡ください。 白甲の鼈甲フレームだけでなく、背中の甲羅の濃茶色部分のみを集めて作られ、重厚で品のよいツヤのある黒甲や、斑(ふ)と呼ばれる斑点が美しい茨布甲の鼈甲フレームも高級品として価値があり、高価買取も期待できます。
鼈甲メガネの買取査定額などのお問合せは、24時間受付のオンライン買取査定フォームをご利用くださいませ。買取に関する相談・ご質問は無料ですので、お気軽にご連絡ください。