今回、いわの美術がお買取したお品物は、翡翠の原石です。
翡翠といえば、深緑色の半透明の宝石が有名ですが、こういった原石の状態でも鑑賞石としての需要があり、中古市場でも取引がされています。
翡翠は鉱物学的には「硬玉」と「軟玉」に分けられ、両者はまったくの別物になります。
見た目だけでは判断しにくい事からどちらもまとめて「翡翠」と呼んでいます。 翡翠という名前は、中国ではカワセミを指す言葉で、カワセミの羽の色に似ているからだと言われています。
もともと翡翠は無色透明の石なのですが、他の鉱物が混ざる事によって緑以外にも白、ピンク、ラベンダー、黒、黄など様々な色があり、色によって買取額が変わり、白っぽい色の翡翠の方が高値で取引されています。
今回、お買取りした翡翠の原石は、よくある緑色の翡翠の原石でした。
重さは1651gほどで、翡翠の原石を収納するための木箱もご一緒でした。 台座から外す事もでき、台座には原石が綺麗に置けるように形がついていましたので、専用の台かと思われます。
目立った傷、ヒビなど破損個所も無かったため、良い状態での買取となりました。
いわの美術では、翡翠の原石以外にも翡翠で出来た置物などの彫刻作品や、アクセサリーなどの買取も行っております。