今回、いわの美術がお買取したお品物は、一角鯨の牙です。
「イッカク」や「ユニコール」「ウニコール」などと呼ばれるクジラ目ハクジラ亜目イッカク科に属する小型のクジラであるイッカククジラの牙になります。
ちなみに「ユニコール」や「ウニコール」という呼び方は、中世ヨーロッパで伝説上の生き物「ペガサスの角」として取引されていた事に由来しています。
その形状から「角」と呼ばれる事が多いのですが、イッカククジラの上顎には2本の歯があり、その1本が長く伸びているため正式には「牙」に分類され、今回買取したような形状になります。
左ねじ方向にらせん状の溝があるのが特徴で、長さの平均は2.5メートルで、長いものでは3メートルになります。
今回、お買取した一角鯨の牙は全長が85.3cmほどで短めのお品物でした。
また、先の方に破損個所があり、残念ながらその部分がマイナス評価となってしまいました。
一角鯨の牙は中が空洞になっているので、脆く、ちょっとした衝撃で壊れてしまう事がございます。
そのため、保管の際はぶつけたり落としたりしないようにお気を付け下さい。
また、一本の牙の状態になっているもの以外にも輪切りになっているもの、ストラップや根付などの加工品でも買取る事ができますので、一角鯨の牙をお持ちでしたら、いわの美術が高価買取致します。
また、一角鯨はワシントンン条約によって捕鯨が制限されているため、今のところ新しく日本に一角鯨の牙が輸入される事はないため、貴重な素材となっており、中古市場でも人気が高く、高価買取が期待できます。