【リュージュ　オルゴール ヨハン・シュトラウスに捧ぐ】洋食器・インテリアの買取実績一覧

今回、いわの美術がお買取したお品物は、スイスのオルゴールメーカーとして有名なリュージュのオルゴールで、世界で999台限定のお品物です。
「ヨハン・シュトラウスに捧ぐ」とタイトルが付けられたオルゴールは、作曲家ヨハン・シュトラウスの1860年～1880年にかけて作曲された最も美しいワルツから10曲のメロディーが抜粋され、1つのシリンダーに2曲のメロディーが入り、5つのシリンダーを交換して楽しむ事ができます。
限定生産品という事で外装にもこだわりを感じる仕様となっており、カエデ材に真珠や白蝶貝の象嵌とシリンダーには真鍮が使われています。
今回はリュージュ社が発行する保証書や説明書などの付属品もご一緒だった事が高く評価でき、高価買取となりました。

高価買取が期待できるリュージュのオルゴールですが、1865年に時計職人であったシャルル・リュージュによって音の出る懐中時計を制作した事からその歴史が始まりました。
その後、息子のアルベール・リュージュによって会社組織として販路を拡大していき、スイスのオルゴールメーカー＝リュージュという世界的な地位を獲得しました。
しかし、エジソンの発明品である蓄音機の登場や第一時世界大戦、大恐慌などで一時は倒産寸前まで追い込まれましたが、リュージュのオルゴールの音色の美しさと心を落ち着かせる癒し効果が注目され、再び脚光を浴びました。
リュージュでは今も昔も変わらず、ムーブメントからボックスまで全てをそれぞれ専門の職人によって手作業で作られているため、1つのオルゴールを完成させるためには3ヶ月かかると言われています。
そのため、新品で購入するには高価なため、中古市場が注目されているのです。