今回、いわの美術でお買取りした商品は、北欧を代表するフィンランドのメーカー
『アラビアのヴァレンシアプレート』です。
シンプルな花絵のフォルムに藍色(コバルトブルー)が、とても映える特徴的なプレートです。
ハンドペイントによる手書き独特の作品で、一筆を描くには画家にとっては、とても大変な
技術であり、芸術的感受性が求められると言えるでしょう。
また手書きならではの同じ作品でも、一つ一つが微妙に違っているため高い人気を誇っている
秘密かもしれません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ARABIA>
アラビアは、1873年フィンランドの首都ヘルシンキに工場を建造し、主に家庭用の陶磁器を
製作します。
1900年代には、カール・グスタフ・ヘルリッツが就任(アラビアの最高責任者)すると、
彼はまず、プラント(工場)の徹底的な改修計画を作成しました。
1919年から工場全体が近代化され、生産能力を大幅に拡大し、アラビアは北欧諸国で最大の
会社となります。
また、1900年に開催された『パリ万国博覧会』で、アラビアは金メダルを受賞したことにより、
装飾品にも力を入れ、色とりどりのペイントや、独自のコレクションモデルとしてテーブルウェア
だけではなく、花瓶や、タイルなどが生産されるようになります。
筆者も、アラビアタイル(ムーミンデザイン)が大好きで、数枚をコレクションとして保持しています。
日本では、アニメでも放映されていた『ムーミン』シリーズが馴染みの深い方もいるのではないで
しょうか?
アラビアには、今回ご紹介したヴァレンシアシリーズ以外にも、パラティッシ、パラティッシブラック、
イリュージア、キルシッカ、ムーミン等々たくさんあり、現在でも多くのコレクターを楽しませて
います。
さて、そんなアラビアのヴァレンシアシリーズをお買取りしたわけですが、今回4枚まとめて
お譲り頂けたという事もあり、高価買取となりました。
1枚単体でのお買取りも可能でございますが、今回のように数枚まとめてのご売却ですと、
通常よりも高く評価する事がございます。
また、アラビアであればヴァレンシアシリーズ以外にも高価買取が期待できる場合もございます
ので、ご売却をお考えでしたらお気軽にご相談下さいませ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~