今回、いわの美術がお買取りしたお品物はマイセンのカップ&ソーサーで、宮廷の小花です。
マイセンはヨーロッパで初めて陶磁器製造に成功した洋食器ブランドで、中国趣味画に影響を受けたブルーオニオンやインドの華、柿右衛門などの絵付けが有名です。
マイセンで作られる陶磁器には必ず双剣のマークが記されています。
このマークは年代によって多少の変化がございますが、基本的には同じような形をしています。
今回、お買取りしたカップ&ソーサー宮廷の小花は、マイセンの定番でもある花をモチーフにした金彩を贅沢に使った豪華なシリーズで、今回お買取りした紺以外にも白、赤、黄、青、黄緑、緑などがあり、白だけはカップの下の部分にも小花が描かれています。
宮廷の小花という名称は日本で使われている名称で、正式にはBフォームと呼ばれている形です。
この宮廷の小花シリーズには違う形のXフォームというぷっくりした形が特徴のパターンも作られています。
また、小花の絵付けはペインターが決めているため、同じ形の品物であっても模様の出方に違いがあります。
今回のお買取りではカップ&ソーサーでしたが、宮廷の小花シリーズにはカップ&ソーサー以外にもシュガーポット、クリーマー、ティーポット、プレートなどがございます。
単品でのお買取りよりもサービスセット一式でのお買取りですと、通常よりも高くお買取りする事が可能です。