写真に写っております中国切手(赤猿)は、いわの美術でお買取りさせていただいた貴重なお品物です。
かつて中国は社会主義で統制されており、中国国内で切手が流通し始めた頃は、まだ取り締まり
も厳しくなかったため、個人で所有することも可能でした。
しかし徐々に情勢が変わり、流通が過度に制限され
切手1枚すら、個人の資産として持つことが出来なくなってしまったのです。
1966年から、1977年まで続いた文化大革命では、切手収集が禁じられ、
海外への輸出が禁止されたり、古い切手が処分されたりしていたため、
この時代の切手は、もともと流通量が少なかったこともあり、希少価値が高く、プレミア価格と
なるものが多いです。(1949年の中華人民共和国建国以降に発行された切手の事を言います)
特に、『赤猿』や『オオパンダ』等は、絵柄が可愛いらしく非常に人気が高いです。
中国の経済成長も以前のような著しい上昇が見られなくなり、取引価格も落ち着きつつあります。
しかしながら、一部の中国富裕層や、コレクターが投資目的で、中国国外へ流出したものを
買い戻しているため、中古市場での価格が高騰している事も事実です。
切手の価値は、年代・人気・発行数や状態によって異なります。
普通切手の中でも、エラー切手と呼ばれるものが話題になったり、
使用済みの切手であっても、希少性の高い切手には、特別な値段が付く場合があります。
買取りにあたっての注意点は、
汚れや、破れ、シミなどがございますと査定が低くなってしまう事があります。
逆にバラ状態でも、保存状態が良ければ高値が付くことがございます。
蔵の整理や、遺品整理で出てきたけれど…売れるのかわからない…等々
お困りの場合は、いわの美術にご相談頂ければ実績経験豊富な査定員がお答え致します。