このお品物は東京都のお客様よりお買取致しました。 馬蹄銀(ばていぎん)とは中国において20世紀前期まで中国において用いられていた秤量貨幣の形態を取る銀貨。 本来は銀錠と呼ばれる物で、日本では銀錠が馬の蹄の形に似ていることから、 馬蹄銀と呼ばれ広く言葉を用いられているが、実際には明治期の日本人が名づけたものとされる。 中国の中華民国初期までの民間の銀炉で鋳造された私鋳品である。 馬蹄形以外にも様々な形の銀錠があるが、元代の物は殆ど溶かされているだろうといわれている。 馬蹄銀はコレクターの人気も高く価値もあるが、 殆どの馬蹄銀は玩賞用の、1930年以降に鋳造された後鋳品か、 1950年以降に作られた偽物ものである。 恐らくこのお品物はその後鋳品か偽物言われるものであるが、 馬蹄銀は民間で鋳造されたいたことから、 後で鋳造されようが、銀を一定量含有していれば偽物とも言えない。